『メモ』
前回のエントリーのあらすじ
『ビビッて女の子と話せなかった僕は3ステップの簡単会話継続法を発見した』
前回は会話の継続法について書いたので、今回は会話のはじめ方について書きます。
『会話はキャッチボールにたとえられるが、僕が女の子と話す方法はピッチング練習に近い』というのが前回から引き続いてのモチーフです。自分がキャッチャーになることで女の子に気持ちよく球を投げ込んでもらうのが僕の会話法のキモです。
なので会話を始めるのはピッチング練習を始めるのと変わりありません。まずは近い距離で投げて肩をならしてもらい、次第に距離を離してピッチングに持っていくというのが方法論になります。
では会話におけるピッチング距離とは何か。僕はこれを『可能な返答の数』だと考えています。
たとえば『おはよう』といわれたらあなたはどう返答するでしょうか?
ほぼ間違いなく『おはよう』というはずです。『おはようございます』や『おは〜』などの変形はあるでしょうが本質的には『あいさつを返す』の一択です*1。これは会話のピッチング距離が非常に短い例です。返答数がほぼ1択である質問を『距離1』とします。
では『日本の少子化対策に最適な方法は何だろう?』と聞かれたらどうでしょうか?
『出産を奨励するような補助金制度』、『婚外子を受け入れる社会体制』、『シングルマザーが働きやすい職場環境』、『中絶の禁止』などほぼ無数の返答がありえます*2。これは非常にピッチング距離の長い質問です。最初からこの距離を投げてくれる人はほぼいません。なぜなら『距離無限』なので投げても届かないか、肩を壊すからです。
では具体的にどうやって会話を始めればよいでしょうか。簡単に考えて、以下のように近い距離の会話から始めて徐々に距離をとっていけばよいのです。
例:
自分『おはよう』(距離1:『あいさつを返す』の1択)
女の子『おはよう』
自分『今日も暑いね』(距離2:『同意』か『非同意』の2択)
女の子『そうでもなくない?』
自分『そうか〜。僕は暑いけどな。暑くないの?』(距離2:『はい』か『いいえ』の2択)
女の子『暑くないね〜。わたし暑さに強いから』
自分『そうなんだ。じゃあクーラーとか使わないの?』(距離2:『はい』か『いいえ』の2択)
女の子『あんまり使わないね。肌が乾燥しちゃうし』
自分『へ〜。じゃあどうしても暑いときどうするの?』(距離5程度:『窓を開ける』『扇風機』『ひたすら我慢』など)
女の子『ん〜、扇風機かな』
自分『やっぱりそれって肌にいいの?』(距離無限:『いい』『わるい』の2択で終わることもあるが普通はその後に説明が続くため無限)
女の子『やっぱり違うよ。起きた時にわかるかな。カサカサ感がないって言うか・・・(以下略)』
距離無限まで離れたら前回と同じ3ステップ会話法にシフトします。そうすれば相手は気持ちよく球を投げこんでくれるはずです。なぜなら肩慣らしがすんでいるので力いっぱい投げられるからです。
以上をまとめるとこうなります。
1:最初は距離1の問いかけをする。
会話があいさつで始まるのはピッチング距離が非常に短いからだと考えられます。
2:距離2の問いかけを数回する。
この問いかけは何個かバリエーションを覚えておくとよいです。
『この後、天気悪くなるのかな?』や『オリンピック見てる?』などがよいと思われます。
3:距離5〜10程度の問いかけを1回する。
『天気いいみたいだけどお盆はどこか行くの?』や『オリンピック競技ですきなのは?』などが考えられます。ちなみにこのステップは省略可能です。
4:距離無限の問いかけから『3ステップ会話継続法』にシフトする
会話を始めるのは3ステップ会話継続法よりは難易度の高い方法です。特に初対面の人だと難易度が高いと思います。しかしシミュレーションを何度か繰り返せば決して不可能なことではありません。
参考になれば幸いです。