トリックカードの作り方

 以前、スマートフォンの手品(アンドロイド向け)を公開しました。

AppInventorでAndroid携帯向け手品アプリを作ってみた【ネタばらし編 - 工作blog

※使用アプリは下記からダウンロードできます

https://play.google.com/store/apps/details?id=appinventor.ai_Bioactive19.CardMagicApp&feature=more_from_developer#?t=W251bGwsMSwyLDEwMiwiYXBwaW52ZW50b3IuYWlfQmlvYWN0a

この手品ではトリックカードを使用しているため、実際に手品を行う際には冒頭の画像にあるトリックカードがあると便利です。(真っ白なカード(ブランクカード)を使って演じることもできます)

今もこのトリックカードは無料でお配りしていますが、先日『このトリックカードはどうやって作ったのか?』と聞かれました。そのため本ブログでも念のため作り方を公開したいと思います。


まず、トランプに家庭用プリンタで印刷を行うことは絶望的に難しいので、商業印刷を利用することとしました。

トリックカード作成依頼業者:株式会社帆風 (ただし取次のみを行ってもらったため正確な印刷業者は不明)
       http://www.vanfu.co.jp/index.html

使用印刷機器:UVインクジェットプレスプリンタ『inca』 http://fujifilm.jp/business/printing/wideformat/uvinkjetpress/incasp320/index.html

トランプには防汚加工がされているので通常のプリンタでは印刷できません。

そのため屋外用垂れ幕の印刷などに使うUV硬化インクを使用して、強制的に表面印刷を行っています。
表面加工は特にしていません。
屋外用のインクなので耐久性に優れていますが、印刷面が硬くひび割れやすいという欠点があります。
そのため作成したカードは繰り返し使用するとひびが入ってきます。
あまり曲げないようにお気をつけないといけません。

ファイルはjpgで持込をしました。
以下の画像ファイルです。

あとは『ふちなしで印刷してください』と言うだけです。

でもお高いんでしょう?

価格:テスト印刷 3,500円(テスト用1枚)
    本番印刷 10,000円(20枚)

特殊印刷の常ですが、一枚だけ作成しようとするととても高価になります。
またテスト印刷なしで本番印刷は受け付けてもらえないことが多いです。
お気をつけください。
なお印刷するブランクカードは持ち込みです。

もし自作の手品でトリックカードを作りたい場合には、ご参考にしていただければ幸いです。