鋳造でカフスを作ろう
シャツを改造してたらカフスが欲しくなった
以前シャツを改造しました。
2008-02-02 - 工作blog
やってて思ったのですが、襟を取り替えられるなら袖口も取り替えられるほうが便利なのではないでしょうか?着終わったシャツを見たのですが、襟と同じくらい袖口も汚れています。袖口も変えられたらきっと素晴らしいはずです。油汚れよさようなら。
そこで袖口を改造しようと思ったのですが、袖にはボタンをつける必要があります。襟と同じようにそのまま紙に変更するのは難しそうです。
しかし、カフスであれば簡単に袖口を留められます。袖口が紙製であれ布製であれ関係なく留められます。というわけでカフスを手に入れたくなりました。
ネットで探してみたのですが、なかなか高価です。
しかも残念なことに気に入ったものが見つかりません。
予定通りの結論に達してカフスを作ることにしました。
材料購入
東急ハンズを物色したところ、カフスの台座を発見しました。
300円くらいでしたので気軽に買えました。写真では金色っぽく見えますが実際は銀色です。ちなみにこの丸い部分は直径10mmです。
この丸い部分に鋳造した部品をくっつければカフスができます。
鋳型作り
鋳型は前回と同じように紙とベニア板でつくることにします
バックル作り:2008-01-14 - 工作blog
まずは模様となる厚紙の切り出しから行いました。シンプルな模様が好きなので単純に『L』と『R』という模様にしようと思います。カフスに左右の区別はありませんが、なんとなく『左』と『右』の意味です。
ゴシック体の『L』『R』を普通の紙にさまざまなサイズで印刷し、それをもとに厚紙を切り出しました。
若干とがったフォルムに変更してあります。
つぎに二枚重ねにしたベニア板に13mmの穴を開けました。
この板を普通のベニア板に載せ、穴の中に逆向きにした『L』『R』の厚紙をいれました。クリップで留めて鋳型の完成です。
ここに溶かしたスズを流し込み、カフスの台座をつっこみました。溶かし方はバックルの時といっしょです。スズを流し込んだ時に穴からあふれてしまいましたが、板を傾けると余分な分は流れていきました。
冷えたところで取り外し。このままでも結構綺麗です。写真は『L』の方。模様もくっきり出ています。
金属ブラシで磨いて完成です。
唯一持っているカフス対応シャツに付けてみました。
普通に使えます。
少し引いたところから撮ったもの。
意外ときまっていますね。
次はこれを使って更なるシャツの改造を目指します。